Jenkinsにはリリースサイクルが1週間から2週間の目安でリリースされるバージョン(最新版)と
12週間の目安でリリースされるバージョン(安定版)があります。
最新版は新しいUIや機能を利用したい場合に適していますが、プラグインの対応が間に合っていなかったり、利用できないこともあります。
私の場合、UIに関する部分に手を入れていたので体裁が崩れたり、見えなくなったりすることがありました。
安定版はリリースサイクルが長い分、新しいUIや機能を利用できるまでに時間が掛かりますが、プラグインの対応が間に合わないということやUIに変更があっても問題が発生するということは少ないと思います。
最新版と安定版の両方を使用してみましたが、安定版のほうが運用しやすいので今回は
安定版のインストール方法です。
インストールするマシンのOSはCentOS6です。
手順はrootが必要なので、rootに切り替えるかsudoが実行できるユーザで行います。
Jenkinsのサイトにアクセス
安定版をダウンロードするので「Long-Term Support Release」を選択して「RedHat/Fedora/CentOS」のリンクを開きます。
RPMのダウンロードと追加
リンク先 http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/ を開くとJenkinsをインストールするために必要なRPMのダウンロードと追加のコマンドがあるので実行します。sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins.repo sudo rpm --import http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins-ci.org.key
Javaのインストール
Wikiに注意書きとしてCentOSにJavaがインストールされている場合、Jenkinsと互換性の無いJavaのためアンインストールが必要です。代わりにOpenJDKをインストールします。- yum search openjdk で見つけられない場合は、EPELリポジトリをインストールしてからOpenJDKをインストール
- java -version でopenjdkが含まれていないときは sudo yum remove java でアンインストールしてからOpenJDKをインストール
- javaコマンドが見つからない場合はOpenJDKをインストール
インストール後 java -version でopenjdkが含まれています。
Jenkinsのインストール
sudo yum install jenkins でJenkinsをインストール。sudo service jenkins start でJenkinsを起動。
sudo chkconfig jenkins on でマシン起動時にJenkinsを起動に設定。