2015年9月11日金曜日

CentOS6 に Jenkins LTS版をインストールする

Jenkinsに関することを何度か投稿しているのですが、今更ながらJenkinsをインストールする方法です。

Jenkinsにはリリースサイクルが1週間から2週間の目安でリリースされるバージョン(最新版)と
12週間の目安でリリースされるバージョン(安定版)があります。

最新版は新しいUIや機能を利用したい場合に適していますが、プラグインの対応が間に合っていなかったり、利用できないこともあります。
私の場合、UIに関する部分に手を入れていたので体裁が崩れたり、見えなくなったりすることがありました。
安定版はリリースサイクルが長い分、新しいUIや機能を利用できるまでに時間が掛かりますが、プラグインの対応が間に合わないということやUIに変更があっても問題が発生するということは少ないと思います。

最新版と安定版の両方を使用してみましたが、安定版のほうが運用しやすいので今回は
安定版のインストール方法です。
インストールするマシンのOSはCentOS6です。
手順はrootが必要なので、rootに切り替えるかsudoが実行できるユーザで行います。

Jenkinsのサイトにアクセス

Jenkinsのサイト
https://jenkins-ci.org/ にアクセスすると初回は最新版が表示されています。
安定版をダウンロードするので「Long-Term Support Release」を選択して「RedHat/Fedora/CentOS」のリンクを開きます。

RPMのダウンロードと追加

RPMのダウンロード方法
リンク先 http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/ を開くとJenkinsをインストールするために必要なRPMのダウンロードと追加のコマンドがあるので実行します。
sudo wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins.repo
sudo rpm --import http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins-ci.org.key

Javaのインストール

Wikiに注意書きとしてCentOSにJavaがインストールされている場合、Jenkinsと互換性の無いJavaのためアンインストールが必要です。代わりにOpenJDKをインストールします。
  • yum search openjdk で見つけられない場合は、EPELリポジトリをインストールしてからOpenJDKをインストール
  • java -version でopenjdkが含まれていないときは sudo yum remove java でアンインストールしてからOpenJDKをインストール
  • javaコマンドが見つからない場合はOpenJDKをインストール
sudo yum install java-1.7.0-openjdk でOpenJDKのインストール。
インストール後 java -version でopenjdkが含まれています。

Jenkinsのインストール

sudo yum install jenkins でJenkinsをインストール。
sudo service jenkins start でJenkinsを起動。
sudo chkconfig jenkins on でマシン起動時にJenkinsを起動に設定。

Jenkinsにアクセス

ブラウザで http://[CentOS6のIPアドレス]:8080 を開くとJenkinsの画面が表示されます。